どんな仕事であれ、こんなこと言っている人って意外といますよね。
例えば、あなたが会社勤めのサラリーマンだとします。
この部署は俺がいないと困るんだよー
なんて、普段から思っていませんか。
「特別な仕事を任せられている」「自分じゃないとこの仕事はできない」
部長や課長クラスなど上の役職の人ほど陥りがちなこの思考。
本当にそうなんでしょうか。
今回はそんなお話を紹介します。
目次
特別な存在では無いことを自覚する
規模の大小はありますが、会社というのは組織です。
組織は、ピラミッド型や横並びの事業部型などいくつか種類があります。
組織がどのような形態であって組織の中の人は、ただのひとかけら。
パズルでいうワンピースです。
社長には社長の役割があり、ヒラ社員にはそれ相応の役割があります。
その役割を果たすことが仕事の目標です。
これは組織の人間のすべてに言えることであり、社長であっても同じこと。
自分は特別な存在でも何でもないのです。
あなたの代わりはいくらでもいます。
社内にいなくても、社外から連れてくるなり、作業を外注に任せればそれで済みます。
まずは、自分の代わりは誰でも務まると理解しましょう。
ポイント
自分の代わりは誰でもいる
急にいなくなっても何とかなる。
社員それぞれに役割がある
他人の評価におびえるな
サラリーマンは組織の中のただの1人の労働者であり、働いた分の対価を給料として会社から支払われます。
給料の上下は自分を評価する人が決めることが一般的であり、直属の上司や、さらに上の役職の者が決定します。
最近は部下が評価する制度など、特殊な評価方法もありますが、上長が決めることが一般的。
結局、上司や経営陣からどのように思われているのは気になるため、ご機嫌伺いや異論を唱えるのが怖くなります。
「明日休んじゃうと評価が下がるよなぁ」「旅行で休むのは同僚に迷惑がかかるなぁ」
なんて思うこともあります。
そんな風に思うのはすごく自然なことです。
一方で、自分に対する他人の評価は気になりますし、気にしないようにすればするほど気になります。
でも、他人の評価を気にするあまりパフォーマンスを落として仕事をしてもプラスにはなっていません。
まず、僕から言えることは1つです。
他人の評価を気にして無理することはやめましょう。
自分に自信があり、自分の仕事をソツなくこなしている自負があれば何も恐れることはありません。
他人の顔色をうかがわなくても、普段の成果が出ていれば誰も文句はいいません。
恐れずに会社を休んでください。
ポイント
普段から全力で仕事に取り組んでいれば休むことは恐れなくてよい。
必要以上にプレッシャーを感じない
では、なぜ仕事を休めないのでしょうか。
そもそも、今、あなたがプレッシャーを感じていることは何ですか。
何かに追い込まれているのであればその原因を知る必要があります。
人間は、プレッシャーを感じると、これから訪れるストレスに対応するため委縮します。
ため息やアブラ汗、ときには動悸も出るでしょう。
これが、余計にプレッシャーを大きく感じてしまう原因にもなっています。
考えれば考えるほど思考がループするため、どんどんマイナスな感情が膨らんできます。
力を入れすぎると、小さなことも失敗するように恐れがあります。
プレッシャーを感じても、無理に頑張る必要はありません。
ポイント
自分の代わりなんて誰でもできると楽観的な考えを持ってください。
いつでも休める準備を整えておく
かれこれ10年前になりますが、僕は手術のため2週間仕事を休んだことがあります。
あらかじめ入院するのが決まっていたので、休みの間の引き継ぎなどを綿密に済ませて、満を持して休みました。
入院して2,3日ぐらいは、自分が任されていた仕事が気になりソワソワしていました。
結局、入院中一度も携帯電話に仕事の電話がかかってくることは一度もありませんでした。
自分がいなくても会社は何も困らないのだと思ったのと同時に、ちっぽけな自分がすごく情けなかったです。
「僕に気を使って連絡をとらなかった」
と、出社したあとに聞いたのですが、そのときは自分が「要らない子」扱いされている気になりました。
それと、入院の前にシッカリと申し送り事項を伝えていたことが大きかったようです。
自分がいなくても他人に迷惑がかからない気遣いだけは必要だと感じました。
ポイント
自分の仕事内容のマニュアルを作成して、誰でも変わりが務まるように準備する。
結論
やりたくないことを無理にやる必要はありません。
たまには1日ぐらい会社をサボってください。
そして、海や山など自然触れ合ってぼんやり景色を眺めてください。
この世界から、もし自分がいなくなっても、世界は何もかわらない。
それだけのことを改めて知るだけでも、サボる価値はあります。